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古典技法額縁の作り方 6 8月12日
部分的に箔で装飾し磨き終えたらベース部分に色を塗りましょう。
今回は黒にすることになりました。
下地がボローニャ石膏の場合はグァッシュかアクリル絵の具を使います。
もちろんこれはKANESEIの場合であって
他の工房の方達にしてみれば「アクリル絵の具は使わない!」
と思われる方も多いかもしれませんが・・・乾くと耐水性になるアクリルは
なかなか便利な色材でもあります。
まずはこまかな装飾部分を細い筆で埋めてから広い面を塗りました。
今回は石膏地に直接黒のアクリルを使いましたが
黒を塗る前にまず補色の赤を塗ってから黒を塗ると
色が深みをおびてより重厚で品のある仕上がりになります。
アンティーク仕上げにする場合も磨り出しで下の補色が見えて
趣のある額縁になります。