diario
16世紀のトリノで 8月09日
この額縁はもう何年も前に作ったものですが改めて・・・。
16世紀のイタリア北部の街トリノで作られた額縁を模刻しました。
以前このdiarioでご覧に入れた本「la cornice italiana」に掲載されており
いつか実物を見てみたいと思っている憧れの額縁の一つです。
本に掲載されている写真で見ると 金箔の色はもっと深みを増していますし
汚れや虫食い 四隅の接合部分にひび割れがあったりと
500年近くの時間を過ごしてきた風格を感じられます。
私もこの額縁を作る際にアンティークな雰囲気を出そうと工夫をしたのですが
本当の経年による厚みを新しい額縁に加えるのは難しいことです。
私が作ったこの額縁が500年後に存在するかはわかりませんが
できることなら どんな変化を遂げたか見てみたい!と思っています。
* 本日「works」内 「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。